「テレビCMやめて」高齢者狙う大東建託の悪徳商法ーー銀行融資1億円を宙に浮かせたままアパート建築強行

手持ち資金ほとんどなし、アパート経営で利益がでる、家賃は30年間保証、雑草に悩まされた空き地の管理もこれで心配なし、子どもに資産を残すことができる――。突然訪問してきた大東建託セールスマンの甘い言葉を信じた高齢の女性が、返済の見通しのないまま1億円もの借金を背負わされそうになった事件が富山市で起きた。銀行融資が未定のまま、大東建託の社員は「大丈夫です」とごまかし、社内手続きも無視して工事を強行。一部の建物が出来上がってからようやく「融資が決まった」と連絡してきたものの、当初の説明とはまったく違い、アパート経営など成り立たない高金利・悪条件だった。幸い異変に気付いた家族が介入、調停を申し立てて計画の一部を撤回させ、被害を最小限に食い止めた。念のために建物を調べてみると、多数の施工不良も発覚した。だまされたことに気づいたA子さんは訴える。「悪徳商法そのものです。テレビ局はCMをやめてほしい」


【Digest】
◇東建がボツにした場所に計画進める
◇連日やってきた大東社員
◇アパートより売ればよかったと後悔
◇田んぼになかに1億円のアパート計画
◇銀行融資未決定のままドサクサ紛れに着工
◇ やっと融資決定の連絡、だが高金利に驚愕
◇調停で白紙撤回勝ち取る


◇東建がボツにした場所に大東が進めた計画
「返済の見通しのない1億円の借金を抱えるところでした。この家も失っていたかと思うと本当に怖いです。同じような被害を受けている人がほかにもいるんじゃないかと思います。大東建託は本当に悪徳商法だと気づきました。CMをやめてほしい」

自然豊かな富山市郊外で、アルツハイマーの夫とともに年金で静かに暮らす元教師のA子さん(73歳)は、そう言って忌々しい体験を振り返った。以下はA子さんの回想にもとづく報告である。

事件は2013年にさかのぼる。3月下旬のある日、大東建託株式会社(本社・東京都港区、熊切直美社長)の富山支店社員を名乗る男性が突然、A子さんの自宅にやってきた。大東建託という会社の名はテレビで知っていた。株をやっていたので東証1部上場の大企業だとも知っていた。

なお大東建託富山支店は、書類改ざんなどによって近隣住民とトラブルになった過去があり、マイニュースジャパンでも〈改ざん書類に虚偽記載 近隣住民を憤慨させた大東建託と不動産屋の「でたらめ」アパート計画〉として報じた。A子さんはこうした事情を知らなかった。

「土地、ないですか」と営業社員は言った。気の弱そうな中年の男性だ。アパートを建てる場所を探しているという。

「ありますよ」

A子さんは答えた。市内に、使っていない倉庫がある。だが敷地は70坪(約210平方メートル)しかない。素人目にも、アパートを建てるには狭すぎる。また、周囲は持ち家ばかりで、借り手がいるようにも思えない。

どうせ関心がないだろう。そう思っていたら、意外にも営業マンは困惑気味に言った。

「新人なんです。成績をあげないといけないんです」

どうみても敏腕の営業マンではない。A子さんは少しかわいそうになった。元教師という職業がらのせいか、若い人を助けてやりたいという気持ちがわいてきたのだ。

「土地ありませんか。新人なんで…。土地を見せてもらって、見積もりだけでもさせてもらえませんか。営業成績になるんで…」

大変そうな姿にA子さんは心を動かされ、やさしく伝えた。

「見積もりだけならいいわよ。あなたの成績になるのならどうぞ。だめだと思うけど」

A子さんは場所を伝えた。むろんアパート経営に興味などない。ましてやあんな場所にアパートなど絶対に無理だ、現地を見ればきっとあきらめるだろう。それでも「成績」になるのならいいじゃないか。人助けだ―ーと考えた。

無理だとA子さんが思ったのは、1ヶ月ほどまえにも同じような営業マンが訪ねてきたからだ。大東建託と同業種の、東建コーポレーションの社員だった。A子さんはやはり70坪の土地のことを言った。東建の営業マンは調査を行い、数日後、こう返事をした。

「あの広さでは2戸分のアパートしかできません。ウチでは無理です」

東建の回答は、予想したとおりボツだった。東建がダメなのだから大東建託もダメだろう、とA子さんは当然のように考えたのである。

1週間後、くだんの大東建託新人営業マンがやってきた。彼は表情明るく言った。

「あそこに建てること、ウチの会社ならできます」

A子さんは驚いた。

ここできっぱり断れっていれば、後のトラブルもなかった。だが当時のA子さんは警戒せず、大東との付き合いをはじめた。東証一部上場の有名企業である。ひどい会社であるはずがないという先入観があった。

銀行融資が決定する前に工事を強行し、顧客との間で紛争になった大東建託富山支店。過去にも書類の不正が問題になっている。

◇連日やってきた大東社員
飛び込み営業を皮切りに、大東建託の営業マンは毎日のように訪ねてくるようになった。Fという建築営業の課長も、しばしばいっしょに来た。新人営業マンと違って、F課長は押しの強い印象だった。

「アパートを建てるには今がチャンスです。今しかありません」

F課長は強く迫った。A子さんは戸惑った。しかし、追い払うということまではしなかった。やるとは一言も言っていないのに、いつの間にか試算書がつくられていた。

引用:my japan news

老人を騙し、営業成績を上げ無茶苦茶な条件やずさんな工事を行う。こういう奴らに対しては厳罰を持って当たっていただきたいものだ。

先の短いと老人が子供や孫のために少しでも多くの金を残そうと躍起になる気持ちに付け込むわけだ。全ての企業がそうではないだろうけれど、日本という国は不動産や建築、インフラ関係の力が凄いのである。そして、その土地幻想は国民の多くにまで浸透している。嘆かわしい事だ。国土は一体誰のものあらずるや。

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主に政治、時事ニュース関連の記事をアップするブラック会社勤務のアラサー

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